NPO小網代野外活動調整会議  
歴史
 

2006年4月


●NPO小網代野外活動調整会議の歴史

 森と干潟と海の自然環境が一体として残る三浦半島小網代の森は、平成7(1995)年春、神奈川県並びに三浦市による保全への方針が決まり、地権者各位のご理解のもと今日にいたるまで行政・財団・市民団体等による保全努力がさまざまに展開されてまいりました。その大きな成果として平成17(2005)年9月、小網代の谷70haが、国土審議会において「首都圏近郊緑地保全地域」に指定されました。
 とはいえ、谷はまだ行政等が全面的に管理・公開する保全地域になったわけではありません。現在のところ森の一部が県有地となり、かながわトラストみどり財団による緑地保存契約の締結がすすみ(*)、かながわトラストみどり基金による緑地の買入れなどの保全策が工夫されつつある最中です。通路、河川、海岸等を除く土地の大部分はなお私有地であり、保全地域として行政によって全面的に管理・整備されてゆくまで、今後さらに幾多の年月を要するものと思われます。当地の自然を訪ね、またボランティア活動、あるいは環境学習(自然学習)の場として当地を利用される個人、団体、学校、研究者、報道組織等においては、全体的な保全に向かう今後の年月にわたり、なお一層のマナーの向上、利活用の相互調整など、森の保全の推進につながる努力が継続的に求められてゆきます。
 これらの課題に応えるため、平成10(1998)年5月、小網代で活動する諸団体が連携して「小網代野外活動調整会議」が組織され、小網代の利活用に関する<基本合意>を確認し、以後、これらの共通理解の上に立って利用をすすめる方式を継続しています。<基本合意>を共有し、尊重する個人、団体、学校、研究者、報道組織等の環を広げることを通して、自然への撹乱を抑制しながら小網代の森の自然を享受し、また小網代の保全のための共同作業等をよりいっそうの努力と協調で推進してゆくことができると、私達は期待しております。
 とりわけ、「小網代の森」を環境学習等(自然学習)の場として利用される皆様におかれては、以上の趣旨をご理解の上、<基本合意>の遵守につき、ぜひともご協力をいただけますようお願い申し上げます。
 なお、小網代野外活動調整会議は、2001年度から5年間にわたり、神奈川県環境農政部緑政課と小網代の森保全推進のための「かながわボランタリー活動推進基金21」による協働事業をすすめた経緯があり、2005年8月にはNPO法人小網代野外活動調整会議を設立しました。協働事業終了以後(2006年4月〜)も、引き続き県環境農政部緑政課ならびに(財)かながわトラストみどり財団との連携を継続しつつ、小網代野外活動連携ネットワーク参加の諸団体とともに、小網代の森保全のための各種事業を推進しております(**)。

(*)平成17年4月 (財)かながわトラストみどり財団は、約24ha緑地の保存契約を結びました。
(**)団体間の日常の連携・調整は、NPO調整会議が事務局を担当する新設の「小網代野外活動連携ネットワーク」が引き継ぐ運びとなりました。2005年9月以降、旧来の調整会議の活動は、NPO調整会議と小網代野外活動連携ネットワークの総合的な連携活動として再生されます。


●特定非営利活動法人小網代野外活動調整会議
  (NPO小網代野外活動調整会議)

代表理事:岸由二 (慶應義塾大学教授・生態学) 

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