NPO小網代野外活動調整会議
基本合意事項
「小網代の森」を環境教育等に利用されるみなさんへ
小網代の森の散策/利用等における基本合意について
平成18(2006)年4月
(財)かながわトラストみどり財団
NPO法人小網代野外活動調整会議

合意項目(2006年度改訂版)

 NPO法人小網代野外活動調整会議の設立と、保全に係わる諸状況の変化を受け、改訂版としたものです。


一般的自然観察会等に関して

  1. 小網代の森において実施される各種の観察会については、可能な限り事前に、NPO法人小網代野外活動調整会議(以下NPO調整会議)が掌握できるよう努力したいと思います。小網代野外活動連携ネット(以下小網代連携ネット)に未参加の団体の観察会も、開催日時主旨等、掌握されたものについては資料として同様に公開し、基本情報は、(財)かながわトラストみどり財団の主催する「小網代の森保全対策協議会」を通して、関連行政等にも提供されます。
  2. 小網代の森は、保全域でも、行楽地でも自然公園でもなく、なお大部分が私有地です。散策ルートは中央の谷の市道の部分に限定し、川沿いの道からは外れないようにしましょう。
  3. 谷内に敷設してある三浦市上水道の管には乗らないよう、注意します。
  4. 谷の通過に当たっては長靴を必携とします。無い場合は谷へは入らないようにします。
  5. 干潟での観察会はカニなどの活動を大きく妨げないよう配慮し、慎重に行います。
  6. 干潟等での生物資源の採集は漁業権の侵害になる可能性もあります。生物資源の採集は控えましょう。
  7. 一般観察会の規模は、できれば50名以下を単位とする工夫をすすめましょう。また案内人1名に対し、参加者10名以内を目安とするのが、良いと思います。
  8. 学校単位等、大規模な利用に関しては、NPO調整会議と事前に相談して下さるようお願いします。
  9. 観察会、環境学習等のリーダーは小網代保全の経緯、課題、保全のための活動の現状等を、NPO調整会議などを通してよく把握し、参加者にも理解を求めるよう努力して下さい。
  10. 観察会のリーダーは市販の危険対応マニュアル等を熟読し、事故等が発生した場合すばやい対応をこころがけます。携帯電話の持参は必須とし、万が一の場合は、三浦市消防本部 046-882-6311へ救援をもとめてください。
  11. 谷の中でシートを敷いての休憩、食事等はさけましょう。
  12. トイレは三崎口駅と小網代漁港脇の公衆トイレを使用します。民家、商店等に迷惑をかけないようくれぐれもご注意ください。
  13. カニパト期間の海岸線等を除き、谷の中の夜間の観察活動は、自粛します。

アカテガニの放仔期間の活動に関して(7〜8月)

●アカテガニのお産の季節には、NPO調整会議が、カニパトロールを実施し、「カニパトマニュアル」にそって、観察マナーや観察法をアドバイスします。現地では、カニパトの指示に従ってください。
  1. 観察会のリーダーとなる方は、可能な限り事前にカニパトに参加し、知識や技術を身につけてください。
  2. 団体が観察会を企画する場合は、日程や規模を、事前にNPO調整会議事務局に連絡することとします。 
  3. 地元からの強い要望、ならびに従来の実績にそい、カニパト期間は、NPO調整会議が、海辺周辺の警備を実施する可能性があります。

研究調査活動に関して

●研究活動も場合によっては自然撹乱を誘発します。大規模な採集等をともなう不急の研究活動は、自粛しましょう。

  1. 参加団体、未参加団体を問わず、研究調査を行う場合は、予定をNPO調整会議に通知していただき、NPO調整会議の調整を介しつつ実施する工夫を進めていただけるよう期待します。
  2. 私有地での調査の場合は所有者の許可が必要です。
  3. 研究は、保全努力に貢献するテーマを選ぶよう、工夫しましょう。
  4. テント等での宿泊はしない。火気はもちろん厳禁です。
  5. 研究あるいは観察会における生物資源の採集は最小限にとどめ、持ち帰りは控えるようにしましょう。
  6. 研究の結果はNPO調整会議、神奈川県、(財)かながわトラストみどり財団まで文書でお知らせいただき、保全への活用にご協力いただきたいと存じます。

報道等に関して

●報道機関の取材に関して、NPO調整会議は、特に以下の諸点を理解していただくよう、努力します。
  1. 谷の大部分はまだ保全地域でないということを、十分念頭に置いてください。
  2. 自然/行楽情報の報道ではなく、保全努力を支える報道を工夫してください。
  3. 稀少生物に関する報道は避けていただきたいと思います。
  4. 撮影を行う場合は公道(赤道、青道)からの視野としてください。斜面から見下ろす形の撮影は私有地への不法侵入となる可能性があるので控えましょう。
  5. 小網代の森関連の報道を行おうとする機関は、NPO調整会議あるいは神奈川県、(財)かながわトラストみどり財団に連絡をとってください。

その他

  1. 小網代の森での行動は各団体/個人の自己責任において行いますが、危険個所の存在や危険生物の生息等に関しては、NPO調整会議のレベルで情報を共有する努力をすすめてまいります。
  2. 事故等が発生した場合は、自己責任において対処してください。
  3. 自転車・バイク等の谷への乗り入れや、カヌー・ボート等の湾奥への進入の自粛、バーベキューや裸火の禁止、ごみの持ち帰りなど、基本マナーの啓発につとめましょう。
  4. 湾奥での釣りや投網の使用は控えましょう。

●NPO調整会議と連携する小網代野外活動連携ネットワークに参加する団体は、諸分野において、小網代の森の自然の利活用を、保全貢献に繋げる工夫を、すすめたいと思います。


小網代の森を環境学習、自然学習の場として利用される皆様は下記にご連絡、ご相談くださいますよう、お願いいたします。


NPO法人 小網代野外活動調整会議

〒223−0053 横浜市港北区綱島西1-9-13 アクワレル302
TEL: 045-540-8320 FAX 045-546-4344 ホームページ: http://www.koajiro.org/ E-mail:



財団法人 かながわトラストみどり財団

〒220-0073  横浜市西区岡野町2-12-20  神奈川県横浜西合同庁舎内 TEL: 045-412-2525 FAX: 045-412-2300 ホームページ http://park2.wakwak.com/~k-trust/ E-mail: k-trust@ar.wakwak.com



(ご参考)首都圏近郊緑地保全区域とは

 近郊緑地保全区域とは、首都圏整備法(昭和31年法律第83号)第24条第1項に定める近郊整備地帯において良好な自然環境を有する緑地のうち、無秩序な市街化のおそれが大きい場所について、地域住民が健康的に自然とふれあう場所、または災害や公害の防止に効果がある場所として保全するために国土交通大臣が指定するものです。
 近郊緑地保全区域内において、建物の新築、増改築、土地の形質の変更、木竹の伐採などを行う際には、あらかじめ都県知事へ届け出ることが必要となります。そこで都県知事は必要があると判断したときには、届出者に対して、助言又は勧告をすることができます。
 また、区域の指定にあわせて、国土交通大臣は小網代区域の「近郊緑地保全計画」を決定します。
国土交通省ホームページより)


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